CCNAとLPIC(Linuc)はどっちを取るのが就職に有利なの?

IT系の資格を列挙していと、まとめきれないほど数多くの資格が存在しています。
数あるIT系の資格の中で、転職にプラスになると注目されているのが、CCNAとLPICという2つの資格です。
IT関係の仕事をしたことのない未経験の方が、IT系に転職する時に有利になる資格として注目されている資格です。

CCNAとはどのような資格なのか?

CCNAとはCisco Certified Network Associateの略であり、アメリカ合衆国・サンフランシスコにあるシスコシステムで使われている技術認定試験です。
シスコシステムはネットワーク関連機器メーカーであり、CCNAに合格するとCiscoルーターやCatalystスイッチなどの面で必要な技術がある証拠となります。
さらにTCP/IPなどのネットワーク技術に関する基礎的なことを理解していることも証明できます。

シスコの試験にはCCNAを含めて5段階ある

シスコ技術者認定試験の中は、レベルごとに以下のように5段階に別れています。

  • アーキテクト
  • エキスパート
  • プロフェッショナル
  • アソシエイト
  • エントリー

上記のようにシスコ技術者試験は分けられており、CCNAは下から2番目の技術認定となります。
世界中で周知されている技術試験であるものの、レベル的に未経験者が合格しやすい技術試験と言えるでしょう。

LPICとはどのような資格なのか?

LPICとは、世界中で周知されているネット関係の技術試験のことですが、具体的にどのような試験なのか見てみましょう。

LPICとはLinux技術者認定試験のこと

Linuxとは、基本的にサーバーに使用するOSであり、LPI-Japanの主催するLinux技術認定試験のことをLPICと呼んでいます。
LPICの試験に合格しているなら、Linuxを扱える知識を有している証明ができます。
そのため未経験ながら、IT業界に転職しようと考えておられる方の多くが、LPICを受けることで一定の知識を有していることを証明するため受験しています。
このLPICには、非常に似た試験名であるLinuCという試験もありますが、両者の違いについても理解しておきましょう。

LinucとLPICとはどのような違いがあるのか

LinuCはLPICと同じような試験なのではないかと思われている方が多いようです。
厳密に言うと両者には違いがあります。
LPICは世界基準のLinux技術者認定試験のことであり、LinuCは2018年2月から始まった日本独自の新しいLinux技術認定試験です。
LPICが世界中で通用する認定試験であるのに対し、LinuCは日本に特化した技術認定試験と言えます。

LinuCとLPICではどっちが良いのか?

LPI-Japanは、今後LPICではなく、LinuCの試験を続行し、LPICの取扱いを中止すると発表しています。
そのためIT業界に入るための技術認定試験を検討しているなら、選択肢はLinuCのみとなるでしょう。

CCNAとLPICではどっちを取得した方が良いのか?

どちらの技術認定試験の方が良いのかは、どのような目的で試験を受けるのかによって決まります。
未経験の方であれば、以下のような判断方法で良いでしょう。

  • ネットワークエンジニアとして働くのが目的ならCCNA
  • プログラマーを目指すならLPIC

もし未経験の状態からITエンジニアとして働こうと考えているのであれば、まずはCCNAを受けてみると良いでしょう。
順番としては、CCNAに合格した後にCCNPに挑戦し、合格後LPICを取得という順番が良いでしょう。

CCNA技術認定試験の難易度とは

未経験ながらITエンジニアを目指して転職を考えておられる方にとって、CCNAは初歩的な技術認定試験であるため、挑戦しやすいものと言えます。
IT関連企業に就職した方が、新人研修の時にCCNA試験を受けることもあるため、第一歩目として目標に設定される資格です。

CCNAは、合格率60%ほどなので比較的高い数字ですが、以前はもう少し高い合格率でした。
しかしCCNAのよりもグレードの低いCCENTというエントリータイプの技術認定試験ができたため、若干難易度があがりました。
それでも未経験者にとっては、取り組みやすい試験と言えるでしょう。

LPIC技術認定試験の難易度とは?

LPIC技術認定試験には、以下のような3つのレベルがあります。

  • レベル1
  • レベル2
  • レベル3

この中で最もハードルが低いと言われている試験がレベル1です。
LPIC技術認定試験の合格率は、公式には発表されていないため、正確な数字は不明です。
しかしLPIC試験全体の受験者数は発表されているため、ある程度合格率を推測できます。
試験全体の受験数は、2016年3月の試験では274,000人であり、レベル1の合格者は65,000人と発表されています。
試験全体での合格率は35%ほどになるが、試験難易度が一番低いレベル1が35%になる可能性は低いため、概算値60%ほどになるでしょう。
CCNAの試験と同じほどの合格率と考えられます。

難易度が同じ程度であれば、やはりITエンジニアとして働くという目的に合わせてCCNAを先に受験してみる方が良いでしょう。
CCNAとLPICのどっちにするのか迷っている場合は、上記の情報を参考にしてください。

CCNA取得後に次の道が開かれる

CCNA技術認定試験に合格すると、次のステップとなる試験の扉を開けるようになります。
もちろん先に他のIT関係の試験を受験することも可能です。
しかし初歩的なCCNAを受験し合格するなら、未経験者であってもITネットワークについて理解した上で、以下のような次のステップに進めます。

  • ネットワークスペシャリスト
  • CCNP

ネットワークスペシャリストの資格を取得できる

ITエンジニアを目指しているのであれば、いずれネットワークスペシャリストを取得する必要があるでしょう。
CCNAとネットワークスペシャリストの試験内容は、重なっている部分もあるため、受験しやすい内容です。
加えてネットワークスペシャリストは国家資格に含まれるため、他の資格試験とは取得の重みが変わってきます。
加えて広く使えるネットワーク技術まで、身につけられるようになるため、その後のステップアップもより具体的に見えてきます。

CCNPの資格取得へつながる

CCNPは、CCNAの内容をさらに詳細にした試験内容になっています。
ネットワークに関してより專門的な知識を学べる機会となり、CCNPに加えて実戦での経験が加わるなら、多くのIT系企業に就職できるようになるでしょう。
CCNP取得後は、最高ランクであるCCIEという技術認定試験に挑戦できるようになります。
ネットワークエンジニアとして成長するための最初のステップがCCNAということです。

どっちにしようか迷っているならCCNA

LPICとCCNAはどっちであっても、未経験から正社員のITにエンジニアになるために取得できる技術認定試験です。
取得して後悔することはありませんが、ITエンジニアとしての将来を考えるなら、まずCCNAの受験が良いでしょう。
CCNA試験に合格したら、その次のステップとしてLPICやLinuCを学ぶことができます。